こどもの病気について
小児の肥満症
1. 肥満とは体内の脂肪が著しく増加している状態で、ただ単に標準体重に比べて体重が
重い『過体重』とは区別する必要があります。
2. 肥満の程度は、一般的には肥満度で示され、下記の計算式により算出します。
肥満度[%] = {(実測体重ー標準体重)÷標準体重}X 100 [%]
肥満度の程度により、正常~高度肥満に分類します。
-10~+20:正常、+20~+30:軽度、+30~+50:中等度、+50~~:高度
3. 脂肪細胞の数が増える時期
妊娠末期〜生後1歳までの時期と学童期から思春期頃に最も増えます。
一旦、増加してしまった脂肪細胞の数は減らすことができません(図1)。
妊娠末期、生後1歳までの肥満は種々のデータから良性であることが判っています。
しかし学童期から思春期にかけての肥満が進行する場合、成人期以降に肥満に伴う
合併症、例えば高脂血症、糖尿病や高血圧を引き起こす可能性が高まります。
小児肥満の治療目標は、この流れを止めることです(図2)。
図1

図2

