こどもの病気について
小児肥満症について
- 肥満とは体内の脂肪が著しく増加している状態であり、ただ単に標準体重に比べて体重 が重い『過体重』とは区別する必要があります。
- 肥満の程度は、一般的には肥満度で示され、下記の計算式により算出します。
肥満度[%] = {(実測体重ー標準体重)÷標準体重}X 100 [%]
肥満度の程度により、正常~高度肥満に分類します。
-10~+20:正常, +20~+30:軽度, +30~+50:中等度、+50~~:高度 - 脂肪細胞の数が増える時期
妊娠末期、生後1歳まで及び学童期から思春期頃に最も増えます。一旦、増加してしまった脂肪細胞の数は減らすことができません。妊娠末期、生後1歳までの 肥満は種々のデータから良性であることが判っています。しかし、学童期から思春期にかけての肥満は、将来成人病に繋がる可能性が最も高く充分に注意する必 要があります。