耳の下(耳下腺部)が腫れた場合、耳下腺炎が疑われますがリンパ節炎との区別が難しい場合があります。
耳下腺炎を起こしている可能性がある場合、血液中の『アミラーゼ』という物質の検査を行い、耳下腺炎かどうかを判断します。
『アミラーゼ』が高値で『おたふくかぜ』の予防接種を受けていない場合は、『おたふくかぜ』の可能性があるので、保育園や幼稚園、学校については 『腫れが現れてから5日間を経過し、 かつ全身状態が良好になるまで』は休む必要があります。 おたふくかぜは耳下腺炎の原因の一つですが、他の原因も考えられますから、腫れが退いてか ら2週間以降に抗体価の検査をします。
図1は腫れる場所を示します。
図2に考え方をフローチャートで示します。