兵庫県尼崎市の小児科(低身長、肥満、糖尿病、小児内分泌など)【徳田こどもクリニック】 尼崎・豊中地域でこども達のサポートをしています

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こどもの病気について

血液検査の考え方

1. 脂肪肝:AST(GOT) 、 ALT(GPT)
肝臓の中の30%以上が脂肪滴で埋められた状態が脂肪肝です。 原因としては肥満や糖尿病による栄養過多による脂肪肝がもっとも多くみられます。
通常ASTとALTの比、AST/ALTは1以上ですが、栄養過多による脂肪肝では、AST/ALTは1.0未満となることが多いのです。

2. 痛風:尿酸[3.6 - 7.0mg/dl]
血液中の尿酸値が病的に高い状態が続く状態が高尿酸血症です。尿酸が血液中に溶けきれなくなり、結晶化して関節や腎臓に蓄積し、炎症を起こします。この状態を『痛風』といいます。
痛風の典型的な発作症状には、突然、足の親指のつけ根の関節がひどく腫れ、激痛を伴ったり、尿路結石などがあります。
痛風の患者さんでは、肥満を合併することが多く、高血圧、高脂血症や糖尿病といった生活習慣病の合併が多いことがわかっています。これらの生活習慣病と痛風を合併すると、動脈硬化による虚血性心疾患や脳血管障害を起こしやすくなります。

3. 高脂血症:
総コレステロール[130 - 219 mg/dl]、中性脂肪[30 - 149 mg/dl]
HDL (HDL-C) [40 - 77 mg/dl]、LDL (LDL-C) [70 - 133 mg/dl]
・HDL-Cはコレステロール動脈硬化性疾患における危険因子の検査や脂質代謝異常が想定されるときに有用です。
・LDL-Cは総コレステロ-ルよりも動脈硬化と強い相関をもつことが確かめられており、動脈硬化性疾患の直接的なリスクファクタ-の一つです。
・HDL-C やLDL-C の評価はその比、LDL-C/HDL-Cで評価します。
  正常:1.5未満
  1.5以上:コレステロールが血管内に付着し始め¬=動脈硬化の始まりです。
  2.0以上:コレステロールが血管内全体に付着、血管の弾力性が失われて動脈硬化の進行が疑われます。
  2.5以上:コレステロールの沈着が血管内全体に拡大し、血管腔が細くなり危険な状態です。
・中性脂肪(TG)は各種の高脂血症で異常値を示し、その測定がこれらの病態の診断や治療に有 用です。

4. 糖尿病:
IRI=インスリン[2.7 - 10.4μU/ml]、血糖[60 - 110mg/dl]、1,5-AG[12.0μg/ml以上]
グリコヘモグロビンA1c (HbA1c) {4.6 – 6.2 %}
・血液中のインスリンの測定は、糖代謝異常を示す疾患(糖尿病、低血糖)の診断、鑑別、病態の解明などに広く用いられ、2型糖尿病や肥満症の場合などで血中インスリンが高値を示します。
・血糖値とは血液中のブドウ糖の値ですが、採血の時間や食事内容により大きく変化します。
・血清1,5-AGは血糖コントロール状況をリアルタイムに示す指標で、食事の影響もなく早朝空腹時血糖値に近い意義付けが得られ、軽度の変化を確実にとらえられます。
・ 血糖値は採血の時間や食事内容により大きく変化するのに対し、HbA1cは検査日から約1〜2ケ月前の血糖状態を示すもので、血糖コントロールの指標として最も一般的です。

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