兵庫県尼崎市の小児科(低身長、肥満、糖尿病、小児内分泌など)【徳田こどもクリニック】 尼崎・豊中地域でこども達のサポートをしています

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こどもの病気について

子供の1型糖尿病の治療

1.1型糖尿病の治療

1)急性症状の回避、生命の維持:これは多くの場合、病院に入院して行われます。

①初めて糖尿病と診断された時は、本人の全身状態、意識障害や脱水の程度に応じて、点滴による輸液やインスリンの静脈内注射をします。

②上記の初期治療の後、インスリン注射を行います。この場合、インスリンの投与方法は、CSIIという小型のポンプを使って投与するか皮下への注射になります。

2) 通常の社会生活の維持:退院後、自宅で行う治療です。

インスリン投与により血糖コントロールを是正し、糖代謝のみならず脂質代謝を含めて体内の代謝状態の正常化を図ります。食事・運動については、合併症がない限り、制限は設けません。通常の学校・社会生活が支障なく可能になるように血糖コントロールを行ないます。

3)短期・長期合併症の予防

糖尿病の治療主眼は、眼、腎臓、神経などの糖尿病性合併症の進展を如何に防止するかであり、このため毎日の血糖管理が必要になります。

2. 日常生活・学校生活について

コントロールが良く、合併症がなければ日常生活には何ら制限を加えません。学校生活においても、給食や体育・運動会、遠足・修学旅行も他の子供たちと同様に参加できます。

3. 合併症について

1型糖尿病に伴う合併症には、長期合併症として網膜症、腎症及び神経障害が挙げられます。これらはいずれも、その発症と進展に糖尿病の罹病期間及び血糖コントロール状態が関係すると考えられています。このため日々の血糖管理を行ない、定期的な眼科検診や腎機能評価を行なう等の経過観察が必要になります。

また合併症ではありませんが、インスリン投与を行っている1型糖尿病患児で避けられないものに低血糖発作があります。これは血糖値が異常に下がりすぎて引き起こされる状態であり、良いコントロールを目指すほど避けられないものですが、適切な処置によって回避できるものですから、過度に恐れる必要はないものです。

4. 子供の将来について(就職、結婚、妊娠)

1型糖尿病の人が避けるべき職業として、バスや航空機の乗員等のような公的責任を負って従事する運輸事業、あるいは高所作業や危険物の取扱い等が一般に挙げられます。他の慢性疾患を抱える人と同様に、何らかの資格を活かせる職業が望ましいと思われます。

結婚や妊娠に際しては遺伝相談が必要になることもあり、当事者や主治医をも含めて充分な話し合いを持つことが必要です。

5. 糖尿病サマーキャンプ  主として夏休み中に、日本の各地で1型糖尿病患児を対象とするサマーキャンプが開催されており、糖尿病治療の知識の再確認・再教育、自立心の養成や孤独感からの開放のためにも参加することが望ましいと思われます。  当院では、大阪医科大学小児科の糖尿病の患者会である《大阪くるみの会》と連係しております。この会は、徳田が顧問医を務めておりますので、毎年夏休みを利用して小児糖尿病サマーキャンプに参加してもらっています。

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