院長は日本糖尿病学会専門医です。
糖尿病には、大きく分けて1型糖尿病(若年型糖尿病)と2型糖尿病(成人型糖尿病)があり、その原因は全く異なるものです。
『子供の糖尿病』と聞くと、『甘いものを食べたからでしょう』という方があります。
糖尿病から連想されることは肥満や運動不足ですが、これは成人に多い2型糖尿病です。
1型糖尿病では、胃の後ろにある膵臓という臓器が障害され、インスリンというホルモンの量が不足し、体の新陳代謝、特にブドウ糖がうまく利用されなくなった状態になります。
1 型糖尿病でも2型糖尿病でも、長期合併症として網膜症、腎症及び神経障害があります。これらはいずれも、その発症と進展に糖尿病の罹病期間及び血糖コント ロール状態が関係すると考えられています。このため日々の血糖管理を行ない、さらに眼科検診を行ったり腎機能評価を行なう等の定期的な経過観察が必要にな ります。
最近は、肥満小児の増加に伴い、子どもの2型糖尿病が増えています。