(1)救急担当医はいつものかかりつけの医師ではありません。普段のお子さんを診ている医師ではないので、『これはいつもと違う』、『これくらいなら大丈夫』というような判断ができないことがあります。
(2) 夜間救急とは、一次救急診療所=休日夜間急病診療所をまず受診することです。 一次救急診療所を受診し、必要があれば二次救急を担当する病院に搬送されますが、入院が必要な場合、自宅からは遠方の病院に搬送される可能性もあります。早い時間帯にまずかかりつけ医を受診し、そこで必要があれば保護者の希望がある程度反映できる病院を紹介してもらいましょう。
(3) 救急担当医師が行なうことは、入院治療が必要なのか、明日まで様子をみることができるかを判断することです。特に病状が早く変化する乳児では、救急診療所での診断と、翌日の診断が異なる場合があります。
(4) 時間外に、救急病院を受診する時の必需品は現金、健康保険証、各種医療者証、タオル、おむつ、着替えの下着、哺乳瓶やミルクなどです。赤ちゃんの嘔吐で救急病院を受診する時でも、保険証だけを持参される方があります。受診時に、赤ちゃんの嘔吐や下痢でお母さんの服が汚れたり、長い待ち時間で子どもが飽きたり、空腹で泣きやまない等、深夜の待合室で途方にくれておられる方があります。
(5) コンビニエンスストアは24 時間フル活動ですが、病院機能は低下します。 コンビニ受診といわれますが、病院はコンビニエンスストアと違って、必ずしも24 時間に亘って全てのサービスが受けられる訳ではありません。