溶血性連鎖球菌(溶連菌)という細菌がのどに感染して、発熱、のどの痛み、体や手足の発疹などが現れ、舌がいちごのようにブツブツになることがある病気です。症状からだけでは溶連菌感染を特定できませんので注意が必要です。
1. 溶連菌感染症のかかり始めの症状はかぜと似ており、抗生物質を飲むと1-2日で熱が下がり、治ったようにみえます。しかし、確実な検査をして完全に治しておかないと、急性腎炎やリウマチ熱など重大な病気を引き起こすことがあります。
2. 症状だけではわかりませんで、のどの検査が必要です。 かぜと症状が似ているため、検査をして溶連菌感染の有無を調べる必要があります。検査は綿棒でのどの細菌を調べますが、その結果は15分位で判ります。
3. 薬は医師の指示に従ってきちんと飲みましよう. 検査の結果、溶連菌感染症と診断された場合には10-14日間程度、確実に薬を飲ませることが大切です。熱が下がり、のどの痛みが消えたからといって途中で薬をやめてしまうと急性腎炎やリウマチ熱などを引き起こすことがあります。 なお、溶連菌感染症が治ってから1カ月後に、急性腎炎の有無をチェックするため尿検査を行うことがあります。
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