『みずいぼ』は伝染性軟属腫の俗称です。伝染性軟属腫ウィルスによる接触感染で、プールなどで肌と肌が接触してうつることが多いといわれています。特に、アトピー性皮膚炎やドライスキンなど、皮膚のバリアーに障害があると感染しやすいようです。放置しておいても、平均6~12ヶ月で95%の人が自然に治癒するといわれていますので、積極的な治療は必要ないと考えます。
治療法としては数が少なくイボが小さい場合はピンセットでの摘除(=つまみとる)ですが、皮膚を引きちぎるため痛いことが難点です。
当院では(1)自然経過で吸収を待つか、(2)皮膚科の先生に摘除しもらうか、あるいは(3)銀クリームによる治療を勧めています。