B型肝炎ウイルス(HBV)は肝臓に感染して炎症(肝炎)を起こしますが、炎症が持続すると慢性肝炎から肝硬変、さらには肝がん(肝細胞癌)へと進展する可能性があります。
これを予防するのがB型肝炎ワクチンです。
子供へのHBVの感染は、HBVに感染した母親から産まれる際に起こる母子感染が一般的ですが、出生後でもHBVを含んだ血液や体液が傷などから体内に入って感染が成立することがあります。
過去には、保育園の園児、先生内で集団感染が起きたこともあり、最近では父親など、家族内からの感染も、たびたび報告されています。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチンなどとの同時接種がおすすめです。