Hibとはヘモフィルス・インフルエンザ菌b型感染症のことですが、冬場に流行るインフルエンザウイルスとは全く異なるものです。
Hib感染症は生後数ヶ月から2歳頃までに罹ることが多いのですが、早期診断が難しく、治療も簡単ではありません。細菌性髄膜炎を起こすことがあり、適切な治療が行われないと死に至る可能性があり、たとえ命は助かっても難聴など、様々な後遺症を残すことがあります。
このため、小児科医のなかでは最も恐れられる病気のひとつです。
『生後2か月のお誕生日』がきたらすぐに接種し、予防に努めましょう。
小児用肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。