2011年3月24日
2011年3月24日、厚生労働省の専門家検討会が開催され、3月4日からその接種が見合わされていた小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンと死亡については、「接種と死亡との間に明確な因果関係は認められず、ワクチン接種の安全性に特段の問題があるとは考えにくい」と判断しました。
これを受けて、4月1日から両ワクチンの接種が再開されます。
専門家検討会は同時接種についても「安全性上の懸念はない」と判断しましたが、重い心臓疾患などを含む基礎疾患がある乳幼児に対しては「単独接種も考慮しつつ、同時接種が必要な場合は医師の判断で実施する」との慎重な対応を求めることになりました。
なお海外では、小児用肺炎球菌ワクチンは10万回の接種で0.1〜1人程度、ヒブワクチンは0.02〜1人程度の死亡例があったと報告されています。