新型コロナ肺炎の流行で拡まったもの、それは体温計の使用でしょう。ヒトの身体は体温が37度」でうまく働くようになっています。体内では、摂取した食物を必要な栄養素に分解したり、エネルギーに変えるなどの活動を常に行っていますが、この働きには『酵素』という物質が大きな役割を果たします。血流がよくなり、酵素が最も活性化される体温が『37度』です。このため、体温を37度に近づけるように、脳は無意識のうちに体温をコントロールしています。