2020年11月3日
当院では、発熱を訴える人に対して「アセトアミノフェン」という解熱剤を処方しますが、剤型としては内服薬と坐薬の両方を処方します。すると感覚的にか『効果が高いのは内服薬、早く効くのは坐薬』と考える人が多いようです。しかし、実際に子どもの解熱目的に『アセトアミノフェン』を使った場合、経口投与でも直腸投与でも、解熱までにかかる時間や熱を下げる効果に違いはないことが報告されており、効果の強さや早さを基準に投与経路を考える必要はないと考えられます。それよりも『吐き気が強い』時は座薬、『下痢がひどい』時は内服です。
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