2020年9月24日
子供の人格形成に近道はありません。古来より『三つ叱って五つ褒め、七つ教えて子は育つ』とあります。『怒るではなく叱る』これは感情的になるかならないかです。『怒る』は怒る側が感情的になり、自分の腹いせのためにすることです。これに対し『叱る』はあくまでも叱られる子どもの成長を願ってきつくたしなめるものであり、そこには感情が入り込む余地はありません。また、『褒める』ということは甘えさせることとは異なります。褒めるとは子どもの行動や心の中をじっくり観察し、その人間性に言及するものであって、可愛いがる側の満足を得るために、甘えさせることとは異なります。また、三つ、五つ、七つという回数も相手の成長を願う身としては必要な割合だと思います。最近、社会のルールを知らない子どもが目立つようですが、子どもの成長を願ってたしなめるべきものはしっかりたしなめ、良いところはどんどん褒めてあげてください。
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