2019年12月26日
徳田こどもクリニック:12月29日(日)〜1月5日(日)は冬季休暇のため休診です。インフルエンザ増えてきました。年末年始の人の移動に伴って広がることが懸念されますので、ご注意を!
日本人は世間体や外聞という『他人の視線』を気にするため、自分自身のみならず自分の親兄弟や親族の悪行が知られることを良しとせず、『恥の文化』が生まれました。この『恥の文化』が日本人ならではの長所を生みだし、子供のころから人の嫌がることはしない、周囲を考えて行動するなど、集団生活を送るうえで『和』を大切にし互いに思いやりを持つことに繋げてきました。他人に笑われたくない、恥をかきたくないという『恥の文化』は、ケジメをつけるという意識にも繋がります。『恥とケジメ』の関係に類似することに『権利と義務』の関係があります。義務を忘れて権利ばかりを主張することは『恥の文化』には馴染みません。自分さえよければいい、バレなければいいという状態が続くと、子供たちにも示しがつかなくなり、孫子の代にまで繋がると、将来が不安になります。
年の瀬を迎えるにあたり、今一度、『恥の文化』や『権利と義務』について、子供たちに恥じない行動を考えてみましょう。