2019年9月10日
徳田こどもクリニック:9月15日(日)は診察しますが、16日(月)は休診です。急な発熱を訴える人や気管支喘息を訴える人があるようです。ギンナンが目につく季節になりましたが、食用のギンナンでも食べ過ぎると中毒症状を来します。原因はギンナンに含まれるビタミンB6類似物質である4-O-methylpyridoxine(4-O-メチルピリドキシン:MPN)という物質の摂取過剰です。ギンナンなどの自然毒では、一粒当たりの毒成分の含有量がかなりばらつくため、ギンナンを5-6個食べただけでも中毒を起こすことがあります。5歳未満の子どもや薬物治療のためビタミンB6欠乏症状を引き起こす可能性がある人は食べない方がいいでしょう。症状は摂取1-12時間後に嘔吐や痙攣が出現します。症状がない場合でも、多量に食べた後は、注意が必要です。