2009年9月4日
徳田こどもクリニック:9月6日(日)は診察します。新型インフルエンザ感染症の診断では、症状は勿論、インフルエンザ患者との接触の有無や地域での流行状況も考慮されます。迅速検査は診断の参考にはなりますが、季節型に比して感度が低いといわれています。タミフル、リレンザなどの抗インフルエンザウイルス薬(薬剤)の投与の遅れが原因と考えられる重症例もあり、現時点では重症化のリスクがある患者さんに対しては積極的に薬剤を使用するのが望ましいとされています。発症48時間以降に薬剤を使用した場合の効果は不明ですが、重症化が予想される場合はウイルスの増殖を抑えるためには薬剤の使用も勧められます。自宅療養が可能な軽症者であれば、発症した日の翌日から7日又は解熱後2日を経過すれば、その多くは症状が消失していると考えられますが、それ以降も症状が続く場合には、症状が消失するまで自宅療養することがすすめられます。