2008年10月2日
徳田こどもクリニック:10月5日(日)は診察します。高熱が2-3日続く風邪の人があるようですが、全体的には落ち着いています。『上皮真珠』をご存知ですか?上皮真珠は、生後間もない赤ちゃんの歯肉や口蓋にみられる小さな白い球形のかたまりで、中身は白いクリーム状の柔らかいものです。自然に表面が破れたり、脱落して消えますので、治療の必要はなく、その後の乳歯の生え方にも影響はありません。ただ、生下時すぐや、2ヶ月以内の新生児に歯が生える場合は、この歯を先天性歯といい、魔歯と呼ばれることもあります。先天性歯は通常よりも早く生えてくるために、歯の形成が未熟で、表面のエナメル質が薄かったり、色も茶色かったりします。また、歯根もほとんど出来ていないために歯がぐらぐらします。歯の動揺が強く、抜けて飲み込む可能性がある場合には、抜歯したほうがいいでしょう。★上皮真珠 上皮真珠は、生まれて間もない歯の生える前の赤ちゃんにみられます。歯肉や口蓋に、小さな白い球形のかたまりが1個 から数個みられ、真珠に似ていることから、上皮真珠と言われています。 中身は白いクリーム状の柔らかいものです。歯肉にみられるものをセルレス上皮真珠といい、歯を作った組織が吸収されないで残り、変化してできたものです。口蓋の正中部にみられるものはエプスタイン真珠といいます。自然に表面が破れたり、脱落して消えてしまいますので、治療の必要はありません。その後の乳歯の生え方にも影響はありません。
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