2008年8月25日
徳田こどもクリニック:8月31日(日)は休診です。外来は落ち着いているようです。子どもが2歳前後になると、いわゆる反抗期を迎え親の育児ストレスが大きくなります。その一方で、むやみに抱っこをせがむなど、甘えてくることも多くなり、益々いらいらが募ります。子どもは、『甘える心』と『自立する心』の二つを基礎に成長しますが、甘える心が満たされて情緒が安定します。甘えを受け入れて、子どもが落ち着けば、親も楽になります。さらに、子どもの自己主張に対しては、一歩下がって見守る気持ちが大切です。ストレスをなくすことは難しいですが、電話やメールで愚痴をこぼす、好きな音楽を聞いたり、外出で気分転換をするなどでストレス解消を心がけましょう。 親の育児ストレスが大きくなる時期のひとつが、子どもが2歳前後になるころからの、いわゆる反抗期です。自分で何でもしたがり、「嫌だ」を連発します。親もついあおられて、対抗しそうになります。 その一方で、むやみに抱っこをせがむなど、甘えてくることも多いものです。いらいらがさらに募ることもあります。東京都保健所心理相談員協議会会長の山本勝美さんは「子どもは、『甘える心』と『自立する心』の二つを基礎に成長していきます。甘える心が満たされて情緒が安定します」と解説します。 甘えは、自立と対立するものではなく、自立の基礎となり、反抗期後も続く大切なもの というのが山本さんの考え。甘えを受け入れることで、子どもが落ち着くことがあれば、親も楽になります。また、子どもの自己主張の場面では、一歩下がって見守る気持ちが大切です。 そうはいっても、いらいらが高まり、手が出てしまいそうになることがあるかもしれません。そんな時は、「隣の部屋へ行くなど、とりあえず子どもから離れる」「連絡しあえる仲間を作っておき、電話やメールで愚痴をこぼす」「好きな物を食べて、気を紛らわす」などの対処を。 「ストレスをなくすのは難しいですが、好きな音楽を聞いたり、1日1回は外に出て気分転換したり、普段からいらいら予防を心がけてください」と山本さんは話す。
当院へのアクセスはこちら