2008年8月21日
薬の種類(水薬,こな薬,錠剤)で何が飲めないのか? 1)水薬の量が多くて飲めない,2)こな薬の量が多くて飲めない,3)お薬の1回の服薬量が多い。剤型の変更 1)水薬をこな薬へ,2)こな薬を錠剤へ,3)水薬・こな薬を貼付剤へお母さんは処方された剤型が、変更できることを知らないことが多い。 1)水薬は量が多くなり飲めないことが多い。その場合はこな薬に変更。2)メプチンシロップ・顆粒などは、ホクナリンテープで代用し、薬の服薬量を減らす。どういう状況で服薬させているのか? 1)ジュースなど飲み物に溶かしてしまい,量が多くなって子供が飲み切れない。2)食後でお薬を受け付けない。対策1)短いスポイドを使用, 2)服薬時間の変更, 3)少量のお白湯で溶かし、短いスポイドを用いて頬と歯ぐきの間に入れる。その後好きな飲み物を飲ませる, 4)先に薬を飲ませてから,食事を与える。お薬の何を嫌がっているのか? 1)お薬に苦味があって嫌がる,2)甘味をつけるA:少量のお白湯に溶かす(強くかき混ぜないのがポイント)。そして、溶かしたらすぐにスポイドで与え,その後甘味のあるジュースやアイスクリーム,砕いた飴を与える。<クラリスドライシロップは柑橘系(オレンジジュース,グレープフルーツジュース,ピーチジュース)、ジスロマックドライシロップは酸性飲料(オレンジジュース,乳酸菌飲料,スポーツドリンク)などに溶かすと苦味が増すことが解っている。また混合した水薬に混ぜて飲んでも苦味を訴えることが多い。>B:その他の薬で苦味を訴える場合は,単シロップで甘味をつけるか市販に売っているチョコレートシロップやアイスクリーム、ジャムに混ぜる。その他のことで何を嫌がっているのか? 1)お薬を見ただけで,暴れて嫌がる, 2)押さえつけない, 3)薬が嫌だというよりも,両親に押さえつけられて口の中に無理やり入れられるということが嫌な場合が多い。A:食事中に与えたり,ジュースなどに入れての飲ませる。同じ物(薬が入ってないジュースなど)を親も飲んでみせたりするとよい。B:兄弟がいる場合,兄や弟が飲んでいると自分も欲しがるのでそれを利用する。C:遊びながら何気なく飲ます。D:薬を飲んだら欲しいものを与える。
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