徳田こどもクリニック：12月2日(日)は診察します。外来は落ち着いています。風邪が流行する季節です。『受診するほどではない』場合、市販薬を使う人も多いと思います。『市販薬はオールインワン式』であり、熱、鼻水、せきなどの症状に効く成分が多数盛り込まれた総合感冒薬で、『一時的なつなぎ』と考えましょう。子どもが体調を崩すのは夕方や夜に多いのですが、救急外来を受診するほどでもない場合に使い、翌日小児科を受診するという使い方が適切です。『風邪かどうかが判然としない』、『明確な症状がない』、『赤ちゃんの場合』は受診をお勧めします。特に生後6ヶ月未満では、病気の進行が早い上、重い病気でも典型的な症状が出ない場合があり、緊急度の判断を誤りやすいので、『いつもと違う』と感じたらすぐに受診しましょう。　生後半年を過ぎたら「夜を越す程度なら有効」。乳児なら一晩、幼児以上は二－三日のませて様子を見てもいい。回復が見られなければ市販薬に含まれない抗生物質や点滴が必要な場合があり、やはり受診が必要だ。また▽眠れないほどのせき▽黄緑色の鼻水が大量に出る▽ぐったりしている▽吐き続ける▽下痢が一日十回以上－のときも早く受診したい。