2007年8月24日
徳田こどもクリニック:8月26日(日)は休診です。外来は落ち着いています。夏休みも残り僅かとなりました。肥満は夏休みに悪化することが多いのですが、肥満予防には、安静時に全身が消費するエネルギー量=基礎代謝を高める必要があります。基礎代謝とは体温を維持するために細胞が消費するエネルギー量であり、基礎代謝が大きければカロリーが多くても、脂肪として残らない=肥満にはなりません。基礎代謝を高めるには、筋肉の量を増やし、質を上げることです。体内の最大のエネルギー燃焼場所は心臓と筋肉です。ことに筋肉は、体内で最も多い組織ですから、まず筋肉の量を増やすようにすると、エネルギーの燃焼量も増えてきます。運動によって両者は密接な関係を持ち合います。激しい運動では、筋肉内のグリコーゲンや血中のグルコースが主に使われます。軽~中程度では、開始時は、筋肉内のグリコーゲンが利用されますが、20分程度たつと、エネルギー必要量の40~50%は、筋肉と肝臓のグリコーゲンに依存し、残りのエネルギー源は脂肪が使われます。さらに運動が長くなると、供給源はほとんど脂肪だけとなり、炭水化物では血中のグルコースしかなくなります。人間の体は、加齢(エイジング)に伴って基礎代謝が活発ではなくなります。これはどんな人でも避けられないことです。それにもかかわらず若い時のように飲んだり食べたりしていると体重が増えてしまいます。基礎代謝とは「安静時に全身が消費するエネルギー量」のことで、体温を維持するために細胞が消費するエネルギー量のことです。つまり、基礎代謝という分母が大きければ分子としてのカロリーが多くても、脂肪として残らない、つまり肥満にはならないということです。では、基礎代謝を上げるために何をしたらいいのでしょうか?答えは、筋肉の量を増やし、質を上げることです。体内の最大のエネルギー燃焼場所は心臓と筋肉です。ことに筋肉は、体内で最も多い組織ですから、まず筋肉の量を増やすようにすると、エネルギーの燃焼量も増えてきます。次はその質ですが、脂肪は酸素と結合しないと燃えません。つまり、酸素をたくさん消費出来る筋肉づくりが必要なのです。エアロビクスが盛んに唱えられているのはそのためです。