2007年7月20日
顔や手足に次々と水ぶくれができ、強烈なかゆみを伴うとびひは、夏場に多い病気。感染力が強いので、プール遊びも制限されてしまう。楽しい夏休みを過ごすためにも、適切な手当てと予防法を知っておきたい。 とびひは、正式には伝染性膿痂疹(のうかしん)と呼ばれる感染症。虫さされやあせも、擦り傷などに黄色ブドウ球菌や連鎖球菌と呼ばれる細菌が入り込むと、かゆみを伴う水ぶくれができる。これをかき壊した手でほかの場所をかいたり、ほかの子どもに触れたりすると、その部分に次々と水ぶくれができていく。2~7歳ぐらいの子どもがかかりやすいとされる。とびひは夏場の病気。虫さされやあせもの跡がうんだようになって広がったり、ほかの場所に移ったりしたら、とびひを疑ってください。 とびひになったら、早めに病院へ。医師の処方に従い、薬を飲んだり、塗ったりする。子どもがかいてしまうからと薬を塗った個所にばんそうこうをはるのは厳禁。菌を繁殖させることになる。どうしてもというときは、ガーゼの上から包帯などで軽く覆う程度にとどめたい。 体のケアも大切だ。殺菌のため、1日2、3回はせっけんで患部を洗い、シャワーで流す。せっけんは泡立て、手のひらでしっかりと洗う。「傷口にしみるのがかわいそうと、そっとなでるように洗っても、菌が落ちない。洗っているうちに自然とかさぶたがはがれても心配ありません」(細部さん)。家族にうつす可能性があるので、湯船には最後に入れるか、入れないようにしたい。当然、プールもだめ。「まもなく治療が終わるというときに再び症状を悪化させる子もいます。手間はかかるが、最後まで気を抜かないで」と、細部さん。徳田こどもクリニック:7月22日(日)は休診です。扁桃炎やヘルパンギーナ、感染性胃腸炎があります。とびひ(伝染性膿痂疹)が多いようです。とびひは夏場に多く、顔や手足に紅い水ぶくれができ、かゆみを伴います。感染力が強く、虫さされやあせも、擦り傷などに細菌が入り込み、これをかき壊した手で他の場所をかいたり、他の子どもに触れたりすると、その部分に次々と水ぶくれができます。虫さされやあせもの跡がうんだようになって広がったり、ほかの場所に移ったりしたら、とびひを疑ってください。
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