2007年6月4日
徳田こどもクリニック:6月10日(日)は休診です。相変わらず、高熱が3-4日続く扁桃炎や感染性胃腸炎が多いようです。小さな子どもを飛行機で旅行させる場合、急性中耳炎や耳管機能障害を伴った上気道炎、急性副鼻腔炎の場合には、一般に飛行機への搭乗を避けるべきとされています。それは、耳抜きが自分でできないためです。哺乳と啼泣が最大の耳抜きですが、乳児の場合中耳炎などで耳管機能障害があったとすると、たとえ哺乳を積極的にさせても困難な状況になることが十分考えられます。 5か月児の急性化膿性中耳炎であるならば治ってから飛行機に乗るべきと考えます。ただ、耳鼻科主治医がいう「耳漏が出ている間」ではなく、「中耳炎がなおり耳管機能が正常化してから」と思います。滲出性中耳炎などで長期化するならば、チュービングなどの処置後の方がよりよいかもしれません。耳漏のある乳児の飛行機搭乗に関する直接的な記述・論文は不勉強ながら目にしたことはありませんが、急性中耳炎や耳管機能障害を伴った上気道炎、急性副鼻腔炎の際には、一般に航空機搭乗を避けるべきとされています1-2)
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