2006年5月27日
大垣市民病院が、麻しん患者を複数確認しながら、発生状況を4月から今月にかけて1カ月以上県に報告していなかったことが23日分かった。東関東地方では麻しんが集団発生しており、県は同市民病院に報告を求めたうえで学校などに注意を喚起する方針。 同病院のまとめでは、麻しんの小児患者数は4月7~30日に10例、5月1~14日に3例の計13例があった。一方、県内で同病院以外からの報告は4月以降2例だけだった。このため県は今月16日に県内の学校関係者に向けて配布した文書で「関東地方では集団発生しているが、県内では流行の兆しは見られない」としていた。 同病院は感染症法に基づく「定点」(県内53医療機関)に指定されており、毎週月曜日に麻しんを含む13種の患者数を県西濃保健所に報告することが義務付けられている。だが、同病院は4月10日を最後に今月22日まで報告を怠っていた。 県保健医療課は「年齢層にもよるが、13例は多い。市民病院からの報告を聞いてからになるが、少なくとも西濃地方の学校関係者と医師会には注意を呼びかける」と話している。 同病院では「年度の変わり目で担当者の連携がうまくいってなかった。申し訳ない。今後は同様のことがないように徹底する」と話した。 連休中に全国に広がった可能性も心配されます。麻疹ワクチンの既接種者でも発病している人があるそうで、連休中に関東方面に旅行された方、特に麻疹の麻疹ワクチンを受けていない方は要注意です。徳田こどもクリニック:6月4日(日)は診察します。2-3日熱が続く風邪や、ウイルス性腸炎、水痘症やおたふく風邪などがありますが、どれも流行っている程ではありません。茨城県南部から始まった麻疹の流行は関東方面へも拡がっているようです。これと関連が有るかどうかは不明ですが、岐阜県大垣市でも4月から5月にかけて麻疹が集団発生したとのことです。麻疹ワクチンの既接種者でも発病している人があるそうですが、特に麻疹の麻疹ワクチンを受けていない方は要注意です。
当院へのアクセスはこちら