2005年10月14日
怒りや喜びなど一過性の感情の動き「情動」について、文部科学省の検討会(座長・有馬朗人(ありま・あきと)元東大学長)は12日、「情動は5歳までに原型が形成されるため、乳幼児教育が重要だ」とする報告書をまとめた。 感情をうまく制御できない「キレる子ども」の増加が指摘されていることを受け、検討会では脳科学や医学、教育心理学などの専門家が各分野の研究を発表、教育に応用できる成果を探った。 これまでの研究から科学的に判明したものとして(1)情動は生まれてから5歳くらいまでに原型が形成される(2)子どもが安定した自己を形成するには他者、特に保護者の役割が重要(3)子どもの心の成長には、基本的な生活リズムや食育が重要-などを挙げた。 相手と一緒にいることで安心感や満足感を得られる「愛着」の形成の必要性も指摘。乳幼児期から良好な親子関係などを築き、愛着体験を豊かにすることで、対人関係能力や言語能力が伸長するとした。 情動を適切に発達させるためには、家族からの愛情を受けて3歳ぐらいまでに安定した情緒をはぐくみ、5歳までに基盤を育てる乳幼児教育が重要だと提言。その後情動を適切に育成しようとしても、年齢とともに困難になると分析している。徳田こどもクリニック:10月30日(日)は休診です。朝夕と日中の温度差が大きく鼻汁や咳込みの方が多いようです。感情を制御できない『キレる子ども』には、下記が重要とされています。(1)情動は生直後から5歳位までに形成されるので子どもと一緒に居て安心感や満足感を与えて「愛着」を形成、(2)子どもの自己形成のための保護者の役割、(3)子どもの心の成長への基本的な生活リズムや食育。乳幼児期からの親子関係や愛着体験を豊かにしましょう。
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