2005年5月27日
東京都内の10歳代の女性が、インターネットで購入した中国製とみられるダイエット健康食品「天天素清脂こう嚢(てんてんそせいしこうのう)」を服用後に死亡していたことが26日、分かった。(「天天素清脂こう嚢」の「こう」は肉月に「交」) この健康食品からは、国内未承認の医薬成分「シブトラミン」や向精神薬「マジンドール」が検出された。同じ健康食品によるとみられる被害は今月24日以降、この女性を含めて8都県で計10人が確認されており、厚生労働省は、使用の中止を呼びかける一方、薬事法違反や麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで調査している。 厚労省などによると、女性は23日朝、自宅の布団の中で、心肺停止状態で家族に発見された。死因は不整脈とみられ、家族によると、3月ごろからこの健康食品を服用していたという。 厚労省が都道府県を通じて調べたところ、広島、岡山、富山、千葉、福島、群馬、愛知の7県で、同じ健康食品を服用した10~40歳代の女性計9人が下痢や腹痛を訴えていることが分かった。 健康食品は1箱30カプセル入りで、製造元として中国広東省広州市の「野馬生物保健品有限公司」の記載が箱にある。毎朝食前1カプセルの服用で「4週間で5~15キロ減量できる」としていた。10人はすべてインターネットで購入したという。徳田こどもクリニック:6月5日(日)は診察します。特に流行っている病気はありません。先日、東京都内の10歳代の女性が、中国製とみられるダイエット健康食品「天天素清脂こう嚢」を服用して死亡していたことが分かりました。ダイエットやアトピーに関しては、ビジネスとしての治療法が横行していますが、王道はありません。副作用のない良い治療は、必ず医療機関に取り入れられます。医療ではないビジネスとしての治療には、御注意を!
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