2005年5月7日
ペットブームの中、犬や猫など動物から人にうつる人獣共通感染症の存在を「知っている」という飼い主は5人に1人程度しかおらず、中には「同じ食器を使う」といった無防備な例もあることが18日までに、厚生労働省の研究班のインターネット調査で分かった。 主任の神山恒夫(かみやま・つねお)・国立感染症研究所獣医科学部第1室長は「抵抗力の弱い子供やお年寄りは注意が必要。ペットから感染したことに気づかないケースもあり、医師と獣医師の情報交換システムや検査体制の整備が求められる」と指摘、研究班は衛生管理ガイドラインづくりも検討している。 調査は昨年11月から今年2月にかけてホームページで呼び掛け、魚以外の動物の飼い主約1300人分の回答を集計した。20-40代が全体の84%を占めた。 動物と人間の間でうつる病気があると「よく知っている」「飼っている動物に関しては知っている」が各10%で「聞いたことがある」は55%、残りは「あまり知らない」「知らない」だった。 感染予防に気を配っていること(複数回答)は「手を良く洗う」(61%)「ペットのトイレなどをまめに掃除する」(58%)が多く、「医師に受診する時、ペットを飼っていると伝える」(7%)は少なかった。 動物は口の中や皮膚にウイルス、細菌をもっていることが多いが、「人間と同じ食器で食事する」(3%)や「一緒にお風呂に入る」(6%)という回答もあった。ペットからの感染を医師や獣医師によって確認されたり、可能性を指摘されたりした人も計2%いた。 感染症名で比較的知られていたのは、それぞれ10%程度の人が挙げた狂犬病やオウム病、鳥インフルエンザで、全体の64%は無回答や「分からない」との回答だった。徳田こどもクリニック:5月15日(日)は診察します。特に流行っている病気はありません。ポリオワクチンが始まります。該当する人は受けましょう。ペットブームです。犬・猫、金魚・カメやインコ・オウムなどのペットから人にうつる『人獣共通感染症』を知っていますか?サルモネラ腸炎やカンピロバクター腸炎、またオウム病という肺炎を起こすこともあります。手を洗う、口移しではエサを与えないなどの注意が必要です。
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