2004年11月22日
赤ちゃんは、よく鼻詰まりを起こします。鼻やのどの粘膜が気温の変化で腫れやすく、空気の通り道が狭くなるためです。大人は鼻が詰まれば代わりに口で息をしますが、赤ちゃんは口だけではうまく呼吸できないので、簡単には切り替えができず、鼻が詰まると苦しそうにします。 時々苦しそうにするのであれば、よく換気をして部屋の空気が乾燥しないようにし、できれば、お湯を沸かして湯気を立てたりして、加湿してください。わざわざ加湿器を買う必要はありません。 鼻詰まりが強くて、いつもより機嫌が悪いとか、寝苦しくてぐずり熟睡できないとか、おっぱいやミルクを飲みにくそうにするなどの症状が見られるなら、小児科を受診してください。鼻水を抑える薬は2、3日続けて飲んでも心配ありませんので、指示通り飲んでください。 赤ちゃんはまだ自分で鼻がかめません。鼻水は柔らかいガーゼやティッシュペーパーでそっとふき取ります。鼻の入り口から見える塊は、綿棒を回しながら引き出して取ります。大人が口で吸うのは、強く吸い過ぎることが多いので、あくまでも非常手段としてください。 市販されている鼻水の吸引器は、粘膜を傷つけないよう一定以上の圧力がかからない構造になっていますが、それでもそっと吸引を。あまり粘膜を刺激すると、さらに鼻水が出ることになります。 自分で鼻がかめるようになるのは就学後ですが、左右の鼻の一方だけを確実に押さえてかむのがポイントです。上手になるまで大人が手を添えます。左右を同時に押さえてしまうと、のどの奥から耳に影響が及び、中耳の炎症を引き起こすことがあります。 鼻水が固まり「鼻くそ」になると、幼児は自分でほじくって鼻血を出すことがあります。触らないようにと言いきかせても、無意識に触ってしまうので、こまめにつめを切っておきましょう。小学校低学年までは、治ったと思ったらまた引いたと、風邪と付き合いながら成長するのが普通です。徳田こどもクリニック:11月23日は休診です。2-3日熱が続く風邪や水痘症があります。赤ちゃんは、よく鼻詰まりを起こします。時々ぐずる程度であれば、部屋の換気に注意してあげて下さい。鼻詰まりが強く機嫌が悪い、寝苦しそうにする、ミルクの飲みが悪い時には小児科を受診ましょう。市販の鼻水吸引器は、一定以上の圧力がかからない構造になっていますが、そっと吸引してあげて下さい。強い刺激がさらに鼻水を出すことになります。。
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