鹿児島大学で、はしか（麻しん）の流行の兆しがあり、疑いのある学生が１６日までに１６人にのぼっている。医学部は付属病院の患者への感染を防ぐため、５、６年生の臨床実習を同日から２２日まで中止することを決めた。郡元１丁目の本学でも「はしかの流行の兆しがある」として学生や教職員に注意を呼び掛けている。　同大によると、１６人はほとんどが１、２年生。１２日に医学部から、医・歯学部の学生８人にはしかの疑いがあると連絡を受けた。医学部は１３日までに１年生全員８８人の抗体検査を終了。その他の学年は今月末までに行う。　医学部の１、２年生は週に１、２回の講義受講や、サークル活動で、医学部のある桜ケ丘キャンパスに来る。臨床実習の一時中止は、はしかの疑いのある学生と、入院患者や外来患者を実習で診る５、６年生との接触を避けるため決めた。歯学部も６年生は１週間病棟に出ない措置を取った。　同大保健管理センターによると、１６人は高熱や口の中にできるコプリック班（はん）と呼ばれる直径１、２ミリの白紅班などの症状があった。同大は１３日、はしかの症状のある学生は同センターへ連絡するよう呼び掛ける張り紙を構内に掲示した。　同大の吉田浩己医学部長は「今のところ５、６年生に患者はいないが、はしかは発症の２日くらい前から感染力がある。付属病院の患者がいるので、大事をとってしばらく実習を中止にした」と話した。鹿児島大学で、麻疹（はしか）が流行しているとのことです。医学部の学生もいるとのことで、病院内での実習は、しばらく中止するとのことです。大学生でも罹患する麻疹ですが、発病すると7-10日くらい熱が続き、外出もできません。合併症には中耳炎や肺炎、稀ですが脳炎もあります。予防接種で95％以上の人に抗体ができますから、早めに接種して下さい。徳田こどもクリニック