2003年6月9日
高校生21人はしか集団感染 新潟 剣道大会が感染源、3県で発症 新潟県で4月に開催された高校剣道大会の出場生徒がはしかに集団感染し、患者は少なくとも新潟、石川、群馬3県で21人にのぼることが6日、新潟県などの調べで分かった。 大会は4月2―4日に長岡市で開かれ、11県から97校約1500人が参加した。4月20日ごろ、石川県から「大会に出た生徒がはしかにかかった」との連絡を受けて、新潟県教委が調査したところ、県内の参加生徒10人も発症していたことが確認された。 このため、新潟県教委は参加各県に、はしかの集団感染の通知と参加校リストを送付。新潟県以外では、群馬県で生徒3人、石川県で生徒8人の発症報告があった。いずれも発症が同時期であり、はしかウイルスの潜伏期間(約10日)を考えて、新潟県教委は、大会が“感染源”と判断した。 群馬の3人は同じ高校の生徒で、この高校では、3人から拡大したとみられる約30人の集団感染も起きていた。 また、これとは別に新潟県内では、3月末に開かれた全国選抜招待高校駅伝に出場した7人がはしかを発症。これも大会中に感染したものとみられている。 文部科学省は「スポーツ大会から感染症が広がった例は聞いたことがない」(学校健康教育課)とし、新潟県教委は「大会が感染源とは思いもしなかった。調査結果を今後の感染予防に生かしたい」としている。新潟県で4月に開催された高校剣道大会の出場生徒が麻疹に集団感染し、患者は少なくとも新潟、石川、群馬3県で21人にのぼるそうです。『高校生で麻疹なんて』と思う方もあるでしょうが、ワクチンを受けていない人は罹ります。米国全土での発病者は1年間で100人くらい、日本では20-30万人が発病し、毎年インフルエンザを上回る人が死亡しています。麻疹のワクチンを受けましょう。徳田こどもクリニック
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