兵庫県尼崎市の小児科(低身長、肥満、糖尿病、小児内分泌など)【徳田こどもクリニック】 尼崎・豊中地域でこども達のサポートをしています

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育児について

徳田こどもクリニック【メールマガジン3月31日分】

2003年3月31日

「ステロイドは効くけれど、やめたら元に戻っちゃう。何の意味もないじゃないですか」 確かに、やめれば悪くなりますが、意味がないというのは間違いです。炎症を抑える薬ですから、炎症があるときはきっちり使いましょう。これは世界中の皮膚科医が言ってます。 ただし、炎症が終わった後何もしなければ、また戻ってしまいます。アトピーの患者さんの場合、炎症は治っても、アトピー皮膚という状態は残ってしまうのです。皮膚を保護するため、ステロイド以外のものでのスキンケアが必要です。 アトピー性皮膚炎にはステロイド、アトピー皮膚にはスキンケアという、守備範囲をはっきり覚えていただきたいと思います。 皮膚の水分が蓄えられているのは角質層です。その細胞の間には脂と水分が蓄えられていて、これがなくなったらカサカサする、すき間ができてしまう。水は逃げていく、外から色々なものが入ってくる。皮膚のバリア、防御機能が落ちてしまった状態です。 角質の間に存在する脂の代表がセラミドです。この量を計ってみたら、アトピーの患者さんは炎症のない皮膚でも正常な人の6割ぐらい。ガサガサした湿疹ができている部分では、さらに減っていました。一生懸命治療して炎症が治まっても、皮膚は正常な状態には戻りきってないんですね。セラミドが減って皮膚が乾燥しやすくなり、防御機能が落ちている。外からの刺激に弱くなっているのです。でも、大げさに考えず、自分は人よりちょっと敏感なんだ、と大事にしてください。 完治を目指したら大変です。小さい頃アトピーでも今はほとんど症状がない、時々手荒れはある、という方がいらっしゃる。それくらいの症状でおさまることを目標にしていただきたい。 皮膚を保護するためにはワセリンを使うこともあるし、尿素軟膏(なんこう)を使うこともある。そのほかにも世の中にはいろいろなスキンケア製品が出ていまして、結構われわれが使っているものより、使用感がいいんです。効果としても、十分なものも多いので、自分に合うものを使ってください。皮膚を保護する、しっとり感を出すことを念頭に置いて、選択していただきたいと思います。4月6、7日は臨時休診です。アトピー性皮膚炎の治療にはステロイドが必要ですが、炎症が治ってもアトピー皮膚の状態が残ります。アトピー皮膚のスキンケアでは、完治を目指したら大変です。良い状態を維持することを目指しましょう。皮膚を保護するためにはワセリンや尿素軟膏を使いますが、市販のスキンケア製品にもいいものがあるようです。副作用がなく、本人にあえば何でもいいと思います。徳田こどもクリニック 

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